こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、映画フライト・ゲームのレビューです。
(原題:Non-Stop)


引用:ギャガ公式チャンネル

公開:2014年
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ドッカリー

あらすじ

ニューヨーク行きロンドン着の飛行機に搭乗した航空保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)。

飛行機は離陸し、隣の席に座ったジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)と他愛のない会話をしていた彼の元に差出人不明のアドレスから「指定された口座に1億5000万ドルを入金しなければ、20分おきに乗客を殺していく」と脅迫メールが届く。

この事態を重く見たビルは、ジェンや搭乗員、パイロットの手を借りながら捜査を進めていくが、犯人の手掛かりはなかなか得られず、次々と人が殺されていく。

そして、脅迫犯の罠により、地上の国土安全保障省や150人の乗客の疑惑の目はビル自身に向き始める・・・。

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感想 ネタバレ有り

 1350円。
(某人間ブログの採点方法に関してはこちらの記事に参照。)

ここからはネタバレ感想となりますが、真犯人には触れないように書いていきます。

サスペンスとしては薄味

飛んでいる飛行機の中という究極の密室空間で、乗客・搭乗員150人に紛れる犯人を探し出す、という非常にスリリングな作品。

ですが、謎解き要素や犯人探しに期待をしてしまうと肩透かしを食らうでしょう。

真犯人は意外ではありました。
途中で真犯人が誰なのか気付く人は割と少ないと思います。

しかし、それは真犯人が意外な人物だからではなく、乗客150人誰もが怪しいから予想し辛く、また、作中でその人物を真犯人と示すような手掛かりや伏線が一切ないからです。

なので本作では、物語終盤、乗客の一人が撮影していた機内の動画から犯人の目星がつくといった御都合主義的な形で真犯人が明かされます。

具体的な描写は真犯人に繋がるので控えますが、多くの乗客を怪しく見せるだけでなく、真犯人が真犯人と思われないような演出がなされている部分は、割と評価出来ますが、これから鑑賞される方は、謎解きは期待されない方がいいでしょう。

では、本作は何を楽しむ映画なのか・・・。
次項でご紹介していきます。

孤立し、追い詰められるリーアム

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引用:starwars.disney.co.jp

地上からも乗客からもハイジャック犯扱いされるジェダイマスター。
味方は少なく、彼をハイジャック犯に仕立てたい真犯人の罠にはめられ、混乱し、融通の聞かなくなった乗客という集団に翻弄される。

そんな窮地を冴えた閃きと、また、感情的な捜査で切り開き、真犯人を追い詰めていくリーアムを楽しむ。
それに限るでしょう。

本作における彼の敵は脅迫犯だけではなく、『集団』という武器を持った150人の乗客もそうです。

その乗客の中には、使命感を持つNY市警の警官や自身が多数側にいる時だけ強気になれるサラリーマンも含まれ、非常に厄介です。

また、敵意・悪意はなくとも、非常事態の中で、パニックになってしまう乗客も同じく、厄介。

そんな圧倒的不利な状況の中で、ビルはまんまと脅迫犯の策にはまっていきます。

例えば、金の為に裏切りを起こした航空保安官を自己防衛の為に殺めてしまったり、1億5000万ドルの送金先がビルの名義の銀行口座だったり。

次々と自身を追い込むように状況が更新されていく様は、同じ危機的状況でもスタローンやセガールが持つ「無敵感」のないリーアムの悲哀的な表情も相まって、追い込まれ具合は相当。

しかし、そんな中で、パニックを起こす乗客を「1年間、運賃を無料にします」という一言でなだめるなど、機転を利かす様子は、流石、ジェダイマスターといったところでしょうか。

また、リーアム・ニーソン自身とても深みのある俳優で、物語冒頭、紙コップに入ったコーヒーに安ウィスキーを無造作に注ぎ、それを歯ブラシでかき混ぜ、顔をしかめながら飲み込むシーンは、とても渋く、そんな反面、アル中な彼が、機内で何度も酒瓶に手を伸ばすも酒を一切口にしなかったのも、彼が度々口にする「乗客を救いたい」という台詞を裏付けるようで良かったです。

なので、作品として、リーアム・ニーソンが好きな人にはお薦めできます。

某人間的に一番好きなシーンは、リーアムが機内のトイレで煙感知器をガムテープで塞ぎ、タバコを吸う場面ですね。
このガムテープは後に怪しい乗客を拘束する際にも使用されますが、何の変哲も無いガムテープが、航空保安官の「プロの持つ便利アイテム」みたいな感じで好きでした。

あと、個人的には、「バッドマンビギンズ」に出演したリーアムとライナスローチが共演しているというのも、ノーランが好きな某人間的には、嬉しかったです。

ですが、個人的にラストシーンでニヤニヤしながら、ジェンを口説くリーアムの顔は、かなりいやらしく、リーアムらしくなかった。
どことなく、北野武にも似てるのも、なんかイラっとした。

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アクションは安定の見応え

ついでにアクションに関しても語っておきます。

物語全体としては、アクションシーンは少なめです。

ただ、印象的なアクションシーンが幾つかあり、急降下し無重力状態の機内での射撃シーンや、トイレという狭い空間で航空保安官、プロ同士の格闘シーンは見応えがありました。

くらいです。

他にも徒党を組み、ビルに襲い掛かる乗客達とのアクションなどもありますが、見慣れた展開ではあるので、それほど興奮しませんでした。

ですが、サスペンス的展開が主になる作品だと思うので、これくらいが良い塩梅ですね。

物語を退屈させないアクセントとしては、十分でした。

以上。
最後までご覧いただき有難う御座いました。
では。

気軽に鑑賞出来て、お薦めです。
フライト・ゲーム(字幕版)
リーアム・ニーソン
2015-04-02


保存版にはこちらをどうぞ。
フライト・ゲーム スペシャル・プライス [Blu-ray]
リーアム・ニーソン
Happinet(SB)(D)
2015-12-02


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