こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、映画ボーン・コレクターの感想です。
(原題:The Born Collector)


引用:YouTubeムービー(提供:Sony VOD)

公開:1999年
監督:フィリップ・ノイス
出演:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー 

あらすじ

工事現場にて警官の他殺死体が見つかり、
現場に派遣された敏腕科学捜査官リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)。

しかし、その捜査中に事故に遭い、
ライムは全身に麻痺を負ってしまう。

それから4年、
いつ植物状態になるか分からない不安を抱えながら、
寝たきりの生活を送るライムは、
友人の医師に安楽死を依頼する。

一方、アメリア・ドナヒー巡査(アンジェリーナ・ジョリー)は、
少年の通報により、線路脇に埋められた男の死体を発見する。

その男は、数日前から行方不明になっていた
夫婦の夫で、指の肉は削がれ、
残った骨には妻の指輪が掛けられていた。

そして、ドナヒーは現場の保全に勤めると共に
使い捨てカメラで証拠品を写真に収める。

その後、その写真はライムに捜査協力を求める刑事たちにより、
彼の手に渡るが、それらの写真からライムは、
ドナヒーに鑑識捜査のセンスがある、と見抜き、
彼女を捜査チームに迎え入れることにする・・・。
 
スポンサードリンク
 

感想 ネタバレなし

1450円。
(某人間ブログの採点方法に関してはこちらの記事に参照)

ジェフリー・ディーヴァーの同名小説を原作に
「ソルト」などの作品を手がけたフィリップ・ノイスが、
監督を務め、映像化したサスペンススリラー。

数年前までは良くテレビなどでも放映されていましたが、
しっかりと鑑賞したことがなかったので、
少し古い映画ですが、手に取って見ました。

現代版アームチェア・ディテクティブ

全身麻痺で、部屋から出られないライムと
その手足となり現場に赴くドナヒーという関係性は、
まさに探偵小説における安楽椅子探偵。

また、この2人はコンビというよりも
天才刑事とその相棒という関係性がしっくりくる間柄で、
21世紀以降のサスペンスでは、
逆に珍しく感じました。

更に本作においては、そこに恋愛要素も組み込まれているのですが、
某人間的には、その要素は蛇足に感じました。

しかし、サスペンスとして、
犯人との攻防のテンポは良く、
誘拐された被害者達を救出する展開にもスピード感があり、
非常にスリリングな作品でした。

名作に霞む佳作

2000年前後は、まさにサスペンス映画の黎明期で、
「セブン」や「羊たちの沈黙」など
多くの名作が生まれ、本作もその時期の作品となるのですが、
それらの作品と比較すると、映像における演出は古くさく感じ、
展開の緩急や登場人物の掘り下げが、甘いな、と感じます。

その部分が1450円という低い評価に繋がりました。

しかし、本作はアンジーにとっての初主演作品であり、
死体を見慣れていない巡査が苦悩する演技や
その苦悩を跳ね除ける強さを見せる演技は見応えがあります。

また、デンゼル・ワシントンも寝たきりの設定から
表情にのみ演技が求められる本作で、
探偵役らしく閃く瞬間や発作に苦しむ演技、
植物状態になることを忌避し、安楽死を望む姿など
複雑な演技を見事こなしています。

ですが、やはり、「セブン」のブラピや
「羊たち」のアンソニーに比べると、
心に強く刻み込まれる演技ではなかったな、と
全体的に安定はしていますが、
某人間的には、佳作止まりの作品でした。
 
しかし、真犯人に関し、
ミスリードを誘うような終盤の展開に
見事、私は騙されてしまいました。

駄作ではありません、佳作です。

時間があれば、鑑賞しても良いと思います。

スポンサードリンク
 

感想 ネタバレ有り

ネタバレ警報発令します。


































 

真犯人は・・・?

最後まで警察の1歩先を行き続けた真犯人は、
医療機器を検査の為、ライムの元を訪れていた
リチャード・トンプソン医師でした。

そして、その動機は、
かつてリチャードが証拠偽造を行なった事件に
ライムが意見書を提出し、その結果、彼は刑務所に送られ、
その上、警官だという理由で、獄中にて、
囚人から様々ないじめを受けたから。

そこで、トンプソンは、犯罪小説を元に
敢えて証拠品を現場に残しながらも
被害者たちを救えないライムを始めとする警察たちを
からかうかのような事件を起こしていたのでした。

まさに小物!!!

この犯人の小物感もやはり、
某人間の中で、本作の物足りなさを担いました。

しかし、「犯人はチェイニーだろうな」と予想していた某人間にとっては、
意表を突かれた犯人で、
犯人がライムを狙っていると分かる

チェイニーがライムの住居の前に現れる

ライム宅のインターホンが鳴る

そこには真犯人と殺害され横たわるチェイニー、
という展開は、見事にやられた!と
気持ち良い敗北感は味わえました。

気軽に鑑賞出来て、お薦めです。


 保存版にはこちらをどうぞ。
ボーン・コレクター [Blu-ray]
デンゼル・ワシントン
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2010-05-26

 
スポンサードリンク