こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、嘘喰い 第524話のレビューです。

ーーー前回まではーーー 

9回戦表。
開始早々にハンカチを落とした創一に対し、
貘が取ったのは、"絶安C"だった。 

貘のシリンダーには、60秒量の
臨死薬が蓄積され、
絶体絶命の状態で、
9回戦裏が始まる・・・。

(第523話の記事はこちら

ネタバレ警報発令します。

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ストーリー ネタバレ有り

第524話 終焉の刻

時報が30秒経過を報せる。

夜行は正した姿勢から
微動だにせず、思考した。

〈倶楽部賭郎の立会人となり、
私はこれまで、幾つもの終焉に立ち会ってきた〉

少し憔悴した顔を浮かべる創一と
その背後で無表情にハンカチを掲げる貘・・・。

〈終焉を前にし、諦めと僅かな期待の狭間で、皆、揺れ動く〉 
〈揺れ動いている自覚もせず、ただ終末に臨む〉

〈少しずつ、少しずつ〉

〈屍のように虚ろに時と共に死を刻む〉

〈残り10秒〉
〈もうお屋形様は60秒まで振り向かない〉
〈だが、未だに嘘喰いは、ハンカチを落とさない〉
〈・・・終末を前に人が論理を振り切る時、
本心ではもう全てを捨てた後・・・〉

しかし、貘は違った。

鼻血を流し、それを舌で舐める貘を見て、
夜行は、「見事」と、
満面の笑みを浮かべる。

〈だから、私は貴方に惹かれた〉
〈ただ純粋に挑む姿に・・・嘆きは要らない〉
 〈人にはそれぞれの"刻"がある〉

別室を後にする梶とマルコ。
病室で天井を見つめる雪井出。
スマホと銃を両手に持ち、笑顔を浮かべるカール。

〈それぞれが己の時の刻みの中で、
それぞれの生き方をするだけ〉
〈誰一人として、同じ刻みは無いのだ〉

ポーーーン!!

60秒経過の時報が鳴り、
創一は振り向き、貘の足元を見る。
 
そして、次に鋭い眼光で、
貘を見上げた。

貘はまだハンカチを落とさずに
その手に掴んでいる。


〈制限時間にも関わらず、ハンカチを落とさない〉
〈ルール違反・・・〉
〈勝負を諦めたか・・・〉

そう考える創一を尻目に
夜行は目を大きく開き、驚愕している。

ポーーーン!!

二度目の時報・・・。

創一の目の前で、
貘の手からハンカチが離れ、
そして、それは床に音もなく、落ちる。

夜行の頬を冷や汗が流れ、
彼はゲーム開始直前のことを思い出す。

『この音です』
『この音を何よりも優先・・・』
『制限時間の基準とさせて頂きます』

この音を
・・・何よりも優先。


確かに夜行自身がそう言っていた。

「お・・・お屋形様」

「"C"失敗です」

「お屋形様の"C"時にハンカチは、
落ちていませんでした」

〈・・・は?〉
〈何・・・?〉
〈何だ?〉
〈い・・・今、何が起こった〉
〈何が・・・〉

創一は理解が追いつかない。

そんな創一を貘は微かに笑みを浮かべ、
光のない眼で見下ろす。

そして、その手には封の開いたカリ梅・・・。

「言ったよね」

"返り討ちだ"・・・って」

貘は、そう創一に言い放ち、
カリ梅を齧った。

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感想

遂に!遂に!!
貘の奥の手、奇策!
「閏秒」発動です。

ネット界隈ではかなり前から、
上がっていた説でしたが、
いざ、誌面で描かれると、矢張り震える。

更にエアポーカー振りのカリ梅も相まって、
興奮度は最高潮。

その上、先週、先々週と、
溜めの回が続いたので、
まさかもう今週、それが明らかになるとは、
思っておらず、個人的には、急展開でした。

そして、お屋形様の反応を見る限り、
彼は全く閏秒のことは気づいていなかった様子。

ラロに勝るとも劣らない変顔(?)を見せてくれました。

また、久しぶりにユッキー
元気なカールが描かれ、
長年、本作を追いかけてきたファンにとっては、
サービス回でもありました。

来週は、この閏秒の種明かしになるのでしょうが、
これでゲームの決着が着いたわけではありません。

むしろ、ここから先は、ネットでも
まだ様々な予想、憶測が飛び交っており、
私にとって、未知の物語です。

ハンカチ落とし・・・
わくわくはまだ終わりません。

最新巻、発売中!!!

 
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