こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、嘘喰い 第523話のレビューです。

ーーー前回まではーーー
9回戦表が始まり、
"D側"の創一は、開始早々、
即落としに出る。

頭の中では「貘さんは振り向かない」と
分かっていながらも 
心の中で「振り向くな」と叫ぶ自分に
創一は自身がギャンブルの世界に足を踏み入れたことを自覚する。

そして、貘にとっても、
"C失敗"が許されないラインを超えた上での
『本番の本番』という鎖が、
"C"を阻害する・・・。

(第522話の記事はこちら

※因みに嘘喰いに関する発表とは、
作者である迫先生がデザインしたキャラクターが、
スマホゲーム「武器よさらば」に登場します、というものでした。

では、早速、ネタバレ警報発令します・・・。

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ストーリー ネタバレ有り

第523話 未来へ

時報が20秒の経過を報せる。

創一は思う。

〈60秒までは振り向かないという確信・・・〉
〈振り向かない。否・・・〉
〈"振り向くな"〉
〈"賭け"を実感し、心が叫ぶ〉

身体を何重にも縛る鎖を
歯を食いしばりながら断ち切ろうとする貘に
必死の形相で、
「振り向くな!!」
「勝つのは私だ!!」
「振り向くな!!」と叫ぶ創一。

しかし、貘を縛る鎖は徐々に開いていき、
「ある!!」
「お前はもう落としているな・・・?」
「落としている!!」と
創一の心の中の貘は立ち上がる。

〈誰もが自覚しているのではないか?〉
〈賭け事は無慈悲だと〉

〈冷血漢も熱血漢も偏屈者も人であるならば、
皆、賭ければ等しく、最後には願うのだ〉

〈安易で原始的な行為〉
〈無慈悲だからこそ願い、願いが強いほど〉

〈人は狂うのだ〉

静まり返る立会人達。

汗を流し、荒い呼吸を繰り返す創一。

そして、立って振り返り、
落ちているハンカチを見下ろす貘。

「"C成功"」

そして、夜行は続ける。

「貘様、蓄積・座視の際は、60秒です」

それを聞いた貘の表情は、
悲観も憤怒もない優しいものだった。

「最後まで振り向けなかったよ・・・」
「早々に落としていると呼んではいたが・・・」
「まさかの"即落とし"とはね」
「・・・どう?楽しかった」

創一の鼓動が強く高鳴る。

「ああ、こんなの初めてだよ」

スーツに袖を通す創一。

そして、貘は創一に返す。

「ハル、ようこそ、ギャンブラーの世界へ」
「お前の勝ちだ」 

一方、別室。

マルコが梶に話しかける。

「・・・何だろう・・・ねぇ、梶」
「マルコは今、貘兄ちゃんに会いたい」

梶は初めて貘とあった日。
あのパチンコ店でのことを思い起こす。

〈自覚・・・しているのだ〉
〈"賭け"とは何かを〉
〈先に何があるのかを・・・〉
〈その瞬間が訪れるまで、"それ"を突きつけられるまで、
認めない・・・考えない〉

夜行の声で、59分から次ゲームが開始される、と
別室に伝わる。

〈あまりにも見ている夢が心地いいから〉

「俺もだよ、マルコ」
「会いに行こう貘さんに」
「勝負に勝った後」
「次は何をするのか、すぐ聞きたいしね」

9回戦裏。
"C側"切間創一
"D側"斑目貘

遠かれ少なかれ、誰もが先を見る。

落ちたと読んだが、安全策に賭け、
わずかに後ずさりした嘘喰いに
同じだけの距離隙間なく
完璧ににじり寄った切間。

既にこの賭けは、詰将棋・・・。

彼ら(立会人)も見えたのだ。
突きつけられ、今、初めて見えたのだ。

「もう嘘喰いは、ハンカチを落とさない」

そう口にする梟。

〈そう・・・今更、蓄積を狙ったとて・・・もう〉

能輪も梟の意見に同調する。

現実的ではないのだ。

二人の蓄積差は大きすぎる。

ここから先に切間の蓄積を"5分オーバー"にするには、
無理がある。

嘘喰いは、落とさない。

そして、ハルは振り向かないだろう。

闇深く渦巻くギャンブルの残酷な現実も
何故か彼ら(貘とハル)を悲嘆させはしない。

彼らは恐れないから。

残酷も無慈悲も。

戦う者にとって昵懇(じっこん)でしかない。
勇気を駆り立てる薪炭でしかない。

「!」
「梶・・・」

額人が、梶とマルコに視線を遣る。

2人は、笑みとも黄昏とも取れる表情を浮かべるが、
そこには楽しく談笑しながら肩を並べる、
短髪の頃の梶とマルコがいた・・・。

そして、オベリスク。

貘は顔の高さまでハンカチを掲げる。

ハンカチで影になった彼の顔には、
奥の見えない闇のような眼光が、
据えられている。 

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感想

先週の前振りもあって、
実写化映画の続報があるかな、と
胸を高鳴らせていましたが、
スマホゲーのキャラデザを迫先生がした、という
肩透かし感・・・。

映画関連だと勝手に期待した私が悪いのです。

スマホゲーかぁ・・・。

そして、本編の方も
貘さんがCしただけと、あまり進展なし。

というか、ハンカチ落としが始まってから
今までが怒涛の展開過ぎたんですよね。

世の中には何週使っても
進展しないギャンブル漫画があるようなので、
(私も「地雷ゲーム 17歩」までは、楽しく読んでおりました)
それに比べたら、全然問題なし。

ハンカチ落としが本当に終盤に近付いている故でしょう。

それに今回は、梶・マルコにも視点があたり、
貘がハルと復縁(?)すればする程、
2人と貘の距離を感じてしまい、
ちょっと胸が苦しくなりました。

貘さんに立つ死亡フラグは、
「結局、なんだかんだ勝つんでしょ?」と思えますが、
梶と貘のお別れフラグは、なかなかキツい。

しかし、ここまで全体が、
貘さん敗北ムードを漂わせると、
いざ、貘さんが逆転した時の反応は、
かなり楽しみです!!!

最新巻、発売中!!!



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