こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、本日公開の最新映画、
ザ・マミー 
呪われた砂漠の王女
のレビューです。
(原題:The Mammy)



公開:2017年
監督:アレックス・カーツマン
出演:トム・クルーズ、ラッセル・クロウ、ソフィア・ブテラ



あらすじ


古代エジプト。
王女であるアマネットは、皇位継承を目前にしていた。
しかし、父王が新たに息子を授かった為、アマネットが皇位継承することは、不可能となる。

そこでアマネットは"死の神 セト"と契約を結び、父とその妻、そして、その子供を殺害。

そして、セト神から賜った"セトの短剣"を使い、現世にセト神を復活さる為、アマネットが"セテパイ"(選ばれし者)と呼ぶ、自らが愛した手下に儀式を行おうとするもその直前に神官たちに捕らえられ、彼女はエジプトから離れた地で生き埋めにされてしまう・・・。

現代、イラク。
傭兵ニックは親友ヴェイルと共に前日、考古学者ジェニーから盗み出した地図を元に宝が眠ってると思われる村を訪れるも2人はその村を占拠する反政府軍に見つかってしまい、激しい銃撃戦となる。

しかし、ニックたちは自軍の空爆により九死に一生を得、また、その空爆によりその村の地下にあったアマネットの墓を発見する。

そして、駆けつけたジェニーと共に2人は、地下深くのアマネットの墓まで降り、そこで彼女が封じられた棺を見つける。

そして、ニックはその棺を運び出す為、その棺を拘束していた鎖を破壊するが、この時、アマネットの封印が解かれてしまう。

その後、ジェニーは彼女の棺を軍輸送機で英国まで運ぼうとするが、ヴェイルはアマネットの呪いで操られてしまい、また、輸送機はカラスの大群に襲われ、墜落。

その中で唯一ジェニーはニックの手助けで輸送機から脱出するもニック自身は墜落する輸送機に取り残される。

しかし、アマネットを解放したニックは、"セテパイ"に選ばれていた為、彼女の力により死んでいなかった。

そして、アマネット自身、墜落現場に訪れる人間たちの生気を次々と奪い、力を取り戻していき、セト神に肉体を与える儀式を行わんと、ニックを執拗に追いかける・・・。

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感想 ネタバレなし


2100円

(某人間ブログの採点方法に関してはこちらの記事に参照)



ダーク・ユニバース、始動!


本作は、ダークユニバースというシリーズの第1作目にあたります。

この作品を起点に、かつてのユニバーサル映画を次々とリブートしていくと共に、マーベルやDCのようにそれらの作品をクロスオーバーさせていくそうです。

既に当プロジェクトは、ジョニーデップ、ハビエル・バルデムなどの豪華俳優を起用した「透明人間」や「フランケンシュタインの花嫁」などのリブートが決定しています。

Stars-of-Dark-Universe
引用:oriver.style

つまり、少なくとも、トムを含めたその3人の共演が決定しているという事です。

それってかなり熱くないですか?

アメコミ系のクロスオーバー作品には、いまいち乗れなかった私ですが、ショーン・コネリー主演の「リーグ・オブ・レジェンド」を連想させるこのプロジェクトには、かなり期待が膨らみました。

そして、私の期待の膨張に最も一役買ったのが、ラッセル・クロウ演じるジキル博士。

彼は、ラテン語で「モンスターの警告」を意味する"プロディジウム"という現世にはびこる悪と対峙する組織のリーダーです。

恐らく、ダークユニバースはこの組織と共に大きく展開していくのでしょう。

そして、気付く人は気付くと思いますが、何を隠そう、彼こそ「ジキル博士とハイド氏」のジキル博士です。

本作でもしっかりああなってくれました。

ジキル好き(?)にとっては、大興奮の展開です。

そんな彼がリーダーのモンスター組織、わくわくしない訳がありません。



冒頭から怒涛の展開


さて、ここからは本編の感想です。

まず、本編開始前にいつものユニバーサルの地球のロゴが現れます。

しかし、そこから不穏なBGMと共に地球が反転し、ダークユニバースの文字が現れます。

この時点で、某人間の鳥肌は総立ち。

そして、物語開始早々、幾つもの展開が押し寄せてきます。

まず、英国で十字軍騎士団の墓が見つかり、ジキル博士率いる謎の組織(プロディウム)が、その墓所を占領します。

そして、間髪入れず生前のアマネットの回想が入ったかと思うと、続いてトムが激しい銃撃戦を繰り広げ、かなり良いテンポで話が進んでいきます。

その後もアマネットが率いる絶妙に気持ち悪いモーションのミイラとのアクションやプロディウムの紹介、そして、トムと"彼"との戦闘など退屈する暇がないです。



見応えのあるアクション


トムが主演だけあって、本作でもキレッキレアクション盛り沢山。

「M:I」シリーズとは異なり、CGも多用されていましたが、無重力アクションに水中アクションと見応えのあるアクションが多いのも本作を最後まで楽しめる要素の一つでしょう。

個人的には、トムのアクションの魅力は、その「やられっぷり」にあると思うのですが、本作でもかなり、やられています。

しかし、彼の甘いフェイスも相まって、かなり痛そうな攻撃を食らっても痛くなさそうに感じ、爽快感すら感じる「やられっぷり」は、本作でも健在でした。



物足りないラストバトル


本作に一つ難点を挙げるとすれば、ラストバトルが少しこじんまりとした印象。

直前にアマネットがその強大なパワーでロンドン中をめちゃくちゃにした分、ラストバトルは小規模に感じました。

また、アマネットの倒し方も若干、予想出来たので、もう一捻りあれば、尚、良かったな、と思います。

しかし、某人間的には、トムのアクションも盛り沢山で、話のテンポも良く、久し振りに面白いモンスター映画を観れた、という事で大満足。

また、今後のこのシリーズへの期待感も十分に高まりました。

日本に先立って公開された海外の評価が、あまり良くなかったので少し心配でしたが、既に私は次のダークユニバース作品が気になって仕方がないです。

※因みにエンドロール後に特別映像などはありませんでした。

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感想 ネタバレ有り 

ヘンリー・ジキルとエドワード・ハイド


まず、何よりも語りたいのは、主人公を差し置いて、ジキル博士。

混沌と他人を苛ませることの虜になってしまった凶暴な人格"ハイド"を内面に宿す男です。

しっかりと本作でも暴走し、トム演じるニックとパワフルなアクションを見せてくれました。

モンスターと戦う組織トップの名に恥じないモンスターっぷりに某人間は、とにかく大興奮。

しかし、彼の魅力はそのパワーだけではありません。

彼が説く悪の言葉には、危うく引き込まれそうな甘美さが含まれており、誤解を恐れずに申し上げるならば、「ダークナイト」のジョーカーに通ずる魅力があります。



軽率すぎないか、ニック


一方、ニックはといえば、反政府軍が占拠する村に何も考えずに突撃するわ、彼らに追い込まれたらすぐ諦めるわ、アマネットを封印している鎖を打つわ、変身しかけているジキル博士の薬を奪うわ・・・一体、何がしたいんだ、ニック(笑)。

しかし、その軽率さこそ彼の魅力の1つでもあるのでしょう。



ハムナプトラ・オマージュ


本作は、1932年公開の「ミイラ再生」が元となっております。

そして、初めにその作品をリブートした作品こそ、「ハムナプトラ」。

某人間「ミイラ再生」を鑑賞したことはないですが、「ハムナプトラ」は何度、鑑賞したことか・・・。
好きな作品です。

そして、本作「ザ・マミー」では、「これは、ハムナプトラに対するオマージュなのでは?」と思えるシーンが、いくつかありました。

私がハッとしたのは、以下の二つ。

・アマネットがロンドン中のガラスを砂に変え、その砂に巨大な顔が浮かび上がる演出。

・ニックがハイドと戦っている時にジェニーがジキルの部下を殴った書物が、死者の書。

分厚い本に太陽の形のくぼみを見つけた時には、心臓がばくばくする程、盛り上がりました。

しっかりと注意深く鑑賞すれば、まだまだあるかもしれません。

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