こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、嘘喰い520話の感想です。

前回、リードを守る為に臨死薬リセットを選択したお屋形様。

しかし、彼の目の前に現れた撻器と絵子は、創一にある危機が待ち受けて居ると忠告します。

一体、ある危機とは何なのか・・・。

ネタバレ警報発令します。

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ストーリー ネタバレ有り


第520話 迫り来る韜晦

「待ち受ける危機?」

そう聞き返す創一に絵子は答える。

「そう、この危機もあなたに根差すものの1つ」 

母の胎内で眠る創一。
しかし、絵子の体を裂き、鋭い刃物が創一に迫る。

「私の行動が因となり大きな力を得て、同時に刻まれたもの」
「高く、遥か高くへ登り詰めれば、その高さに人は、足元を震わせるの、誰も逃れられない」

気付くと創一は、貘と共に過ごしていたマンションにいた。
目の前にはテレビゲームに興じる貘がいる。

〈・・・ここは〉

「ハルは俺を取り巻く黒服とか彼らと俺の関係とか、そういうのは気にならない?」

そう尋ねる貘に創一は、

「ならないわけじゃない」
「彼らが普通の人たちじゃないのは分かるけど、貘さんが話さないのに僕から聞いてまで知りたいとは思わない」

と答え、その部屋を後にする。

そして、鉢の王子様に隠された栄羽との合流地点に向かう。

が、創一の魂は、それとは反対に元いた部屋に戻っていく。

〈私は何故、再びここに・・・〉

創一は貘がいる部屋の扉を開く。

その部屋はさっきまでとは異なり、延々と奥まで続いている。

「長く感じるか?」

背を向けたまま、貘が創一に話しかける。

「時の流れは置かれる状況、立場により大きく変わる」
「先程、嘘喰いが振り向くまでの時間・・・私には」

テレビの画面に、ぐっと口角の上がった口元が映し出される。

そして、テレビゲームに興じる貘自身の口元も顔全体を覆う程に肥大した口が、同じように口角を上げる。

そして、創一は、その貘の横を通り過ぎ、壁にかけられた血の付いたスーツの横を通り過ぎ、部屋の奥、暗がりの方へ進んでいく。

すると、そこには、もう一台のテレビがあり、そのテレビは絵子を映し出す。

「創一」
「あなたはもう辿り着いている」
「後はもう、それを拾い上げるだけ」

テレビの明かりが、その横にいる者を微かに照らす。

それは貘のようで貘ではない者。

そして、その者はスーツに付いた血を一生懸命、拭き取りながら呟く。

「この、嘘つき」

そして、絵子は語りかける。

「あなたは完璧だった・・・」
「でも人は、いつまでも望みの姿ではいられないの・・・」


 




「蘇生!!」

「がっあ゛あ゛あ゛ああああああああああああああ 」 

雄叫びを挙げながら、創一が起き上がる。
夜行の手からは血が吹き出し、貘の表情は焦りが浮き上がっている。

「蘇生成功」
「切間のシリンダーはリセット・・・これにより」
「嘘喰いは崖より足を踏み外したに等しい」

梟はこの戦況をそう考察する。

一方、蘭子の元で観戦するレオも
「これで蓄積は1分55秒対0秒」
「終わったな・・・奇跡でも起きない限り」
と、この状況に貘の圧倒的不利を見て取る。

「では、次回9回戦表は、8時57分の時報から始めます」

夜行に背を向け、座り込む創一は、一度振り向き、夜行を睨め付ける。
そして、再び前を向く。

〈奇跡は起こらない〉
〈全ての原因はその後に起こる原因の為〉
〈その原因も・・・次の原因も〉
〈あなたは答えに辿り着いたけど、時間切れ〉

〈喪失してしまう〉

〈これがあなたに待ち受ける危機〉

 創一の表情に漆黒が宿る。

〈・・・9回戦?時報?〉

「開始できなければ、お屋形様の負けとなります」

そう夜行が言い放つ。

場所は変わり、そこには、棟耶と夜行丈一、そして、無数の暴徒が地に伏す地下のような場所。

「わざわざこんなところまでご足労だったな、夜行丈一」

そう語りかける棟耶に丈一は返す。

「ふと元気にしてるかなと・・・元気そうだ」
「で、ついでに"屋形越え"拝聴を二人でとね・・・」
「で!!」
「またそのついでにこの卑近でのお屋形様付き同士、他に聞かせられぬ、擦り合わせておかねばならぬ
仔細があってね・・・」
「何しろこれはごく一部のものしか知らぬ賭郎の禁忌」
「俺が付いている時、お屋形様の喪失する記憶量は、微増状態だったが、その周期は1ヶ月前後とほぼ安定していた」
「では"判事の時の大ジャンプ"前はどうだった?」
「喪失の周期は?」

「変わらぬ・・・1ヶ月前後で安定していた」

「つまり、通常1ヶ月で安定している」
「今日はあの日から1ヶ月」

「もし、屋形越えの最中に喪失が起きれば、
あの時と同じく韜晦に走るだろう」

お屋形様は負ける・・・・・・。 

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感想


個人的に全く予想していなかった展開。

まさか、屋形越えの最中にお屋形様が記憶喪失するとは・・・。

しかし、エアポーカー戦を機にお屋形様は、記憶の操作が出来るようになっているので、少しずつ全てを思い出していくのでしょうが、果たして、9回戦開始に間に合うのか・・・。

まさか、本当に韜晦してしまうなんてことも・・・。
それは、それで面白そうですが。

また、気になる伏線としては、
血の付着したスーツ。

今までも何度か描写がありましたが、今回は特に意味ありげな描写でした。

一体、これが何を意味するのか、全く見当がつきません・・・。

そして、今回一番興奮したのは、夜行B、久々の再登場。
彼が登場するのは何年振りでしょうか。

久し振りの登場で、少しテンションも高いような気がします。

全体的に休載明け1発目からしっかりとかましてくれたな、と思える内容で、大満足でした。

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