こんにちは、こんばんは、某人間より親しみを込めて。

今回は、嘘喰い第519話の感想です。

前回、臨死薬の大量蓄積を許してしまった嘘喰い。
その上、彼が"D"側の8回戦裏では、お屋形様に"即C"を仕掛けられました。

完全にゲームの主導権を握られてしまっている嘘喰いですが、果たして、お屋形様の"即C"は今回も成功してしまうのか。

ここからは、ネタバレ警報発令します。

スポンサードリンク




ストーリー ネタバレ有り


〈手にした優位をどう活かし、どう敵を殺す・・・〉

立会人達、そして、梶、マルコは息を潜める。

面と向かい合う貘と切間。

貘はハンカチを・・・

握ったままだった。

"C失敗"
切間の臨死が確定し、シリンダーにはペナルティとして、1分量の臨死薬が投入され、計2分34秒の臨死が決行される。

「自爆だ!」
「安全策の使いどころを見誤ってしまった!!」

そう銅寺は状況を判断する。

「後悔はしていない」
「翻意を経て決意した」
「"嘘喰い"の斑目貘を相手に・・・」

「ここでリスクに背を向ければ刺される」
「私はまだ勝ってはいない」

切間はジャケットを潔く脱ぐ。

一方、夜行は考える。

〈ま・・・まさかお屋形様はこの状況に立ちながらシリンダーの消耗戦、安全の確保に走らなかったのか!?〉
〈・・・・・・"C失敗"を狙った〉
〈臨死と引き換えにシリンダーをリセットした!!〉

「優位に立てば、その優位を維持しようとするのが"反射"」
「それを"ブチ破った"!!」
「切間はミスらなかった!!」
「このリセットが成功すれば嘘喰いにとっては悪夢!!」

梟は、この状況をそう評する。

そして、切間は仰向けに寝そべると、傍で臨死の準備をする夜行に小声で何かを伝える・・・。

一方、立会人達は切間の臨死を目前に戦況を考察する。

「今嘘喰いの臨死は2度の合計で、2分33秒間だが、これでお屋形様は嘘喰いを上回る計3分58秒間もの臨死となる」
「お屋形様は賭けに出た」
「更なる勝利の足場を固めんと」

そして、切間に臨死薬が注射された。

「このチャンスにすがるがいい、斑目貘」
「戻って来れば、私の勝ちだ」

切間は、彼を死んだ目で見下ろす貘にそう伝える。

「お屋形様は死亡しました」

切間の意識が遠退く。

そして、気が付くと、切間の目前には、現在の時刻を差す時計がある。

そこは、立会人達がハンカチ落としを聞き届ける部屋だった。

「お屋形様は今頃どんな死後の世界を見ているのだろう」
「後で教えてもらおうよ」

そう話す銅寺に門倉は、

「くどいっ」
「わしの話を聞いてなかったのか?」
「オカルト話は事実じゃないわ」

と返し、銅寺もまた、門倉の考えを否定する。

〈これは幻か・・・〉
〈私の脳が見ている幻・・・〉

切間は今の状況をそう推測する。

「門倉立会人」

門倉に背を向けたまま、梟が話しかける。

「意識が先かね?」
「肉体が先かね?」

それに対し、門倉は、「何の話ですかな?」と聞き返す。

「ワシらそれぞれにある自我・人格や個性の話よ」
「果たして、人の意識は、肉体が形成された後に芽生えるのか、それとも、意識の存在が肉体を形成するのか」
「どちらが先かと思うかね?」

「・・・そうですな・・・それは」

門倉は言い淀む。

「コココ」
「どちらかを答えてしまうと"オカルト"になりそうで怖いかね?」
「では、こういうのはどうだ?」

「宇宙の果てには、何がある?」

「宇宙は存在するが、その全容は不確かで解明されていない事に包まれておる」

「不確かな事と"無い"事は同列ではない」
「人の生もまた、不確かな事だらけよ」
 

「意識はどこから来て、どこへ?」
「水が蒸発し、気体となって無くなりはしないように全てのものが巡り巡る同じ質量で保たれるとしたら、意識も肉体の死後消える事なく何処かへ・・・」
「そう考えた方が色々な事に辻褄が合う・・・」

「少なくとも"無い"と断ずる事の方が、非論理的であり、非科学的といえる」

梟のその考えを門倉は、
「くだらん話ですな」
「使い古された悪魔の証明論よ」 
と一蹴。

『人は知らない事や難しいことを理解しようとすると無意識にブレーキがかかる』
『脳は負担を避けようと、自分にとって都合の良い答えを導き出すのです』

『これを認知負荷と言います』

切間はその声がする方へ目線を流す。
途端、切間の体は急降下を始めた。

そして、落下し続ける切間の前に3つの椅子とそれに座る撻器と絵子が現れる。

「残念だなぁ〜」

そう言う撻器を手で制し、絵子は切間に語りかける。

「初めまして、創一」
「あなたは今、理解しているかしら」
「間もなく自らに待ち受ける危機を」

スポンサードリンク

 


感想


個人的にはかなり好きな回。

まず、梟。

彼の賭郎加入は、多くの立会人に影響を及ぼしそうです。

前回の能輪に続き、今度は死後の世界をオカルトだと論ずる門倉に、白羽の矢が立ちました。

立会人であり、立会人でない男。

好きです、梟。

そして、臨死した創一の前に現れた撻器と絵子ですが、撻器から滲み出るパパ感。

心なしか、少し、丸くなった気がします。 

幻か、本物か分かりませんが、二人が創一を見守っていると考えると、目頭が熱くなります。

さて、とうとうお屋形様は 、パパママの助言により、貘のとある仕掛けに気付きそうです。

また、お屋形様が臨死する前に夜行に呟いた内容も気になるところ!!

しかし、何と次週、休載・・・。

しかし、ここ最近は怒涛の展開とド迫力のコマが続いたので、迫先生には、しっかりとここで 、英気を養って頂きたいです。

では。

最新刊予約、始まってます!!